2011年01月20日
証券会社を選びましょう(*･ω･)ノ
証券会社を選びましょう(*･ω･)ノ
こんな記事がありました。
証券業界に苦言、何故手数料無料？
2011年01月20日15時40分
提供：ここヘンJAPAN
日本を外から見ていると何でもかんでも値下げすればよいという風潮ですが、最近、再び注目を浴びているのが証券会社の株式などの手数料の低下。（更に投資信託の手数料もありますが、それはまた今度。）大和證券が年末に期間限定で手数料無料を発表しましたが、実際にはネット証券各社ではかなり激しい競争が起きています。松井、楽天証券などでは一日の取引額が10−20万円まで無料としています。
実はこの無料というのは長短あるのですが、日本人に投資教育を、ということであればマイナス効果ではないかと思っています。
まず、トレードが非常に小額、短期のモノが増え本来の「株式投資」の意味合いをはずしてしまいます。ネット証券の手数料無料の場合、一日の取引額ですから極端な話5万円投資して1％上がって500円儲けて売り、というスタイルが増えてしまうのです。
1％儲けることを良しとしたのは銀行が日本の国債を大量に売買して1％の利ざやを稼ぎ、銀行収益が回復したと喜んでいるのが影響しているのではないかと思い、ひやひやしてしまいます。
欧米の投資はあくまでも長期がスタンスです。そして、投資をするにはじっくりとその会社の研究をします。例えば、僕が開設しているTD Waterhouseというカナダのネット証券ではウェブを通じて極めて詳細な投資データにアクセス可能となっており、あらゆる角度からその株式投資について検討することが可能になっています。
もう一つはカナダの場合、個人は老齢年金（RSP)の積み立てをする人がほとんどですが、基本的に65歳まで引き出さない前提の積み立てですので株式で運用する場合、10年、20年といったスパンで捉えることも出来るのです。
となると例えばカナダの銀行ですと配当が現在の株価からすると年3-4％程度ですのでこのような高配当で安定した会社に投資しようとする人が必然的に増えるのです。
僕もRSPの株式口座は持っていますが、この口座の株式をディトレやスウィングのように頻繁に売り買いするつもりはありませんし、そんなことする人も極めて少ないのです。
日本の証券会社は日本の人に投資という本来の意味をきちんと伝える義務があります。が、この20年の間に何十分の一にもなった証券手数料が結果としてギャンブル性を煽る結果となっていないでしょうか？
僕はこのブログで時々申し上げている通り、何でも安くすればいいというものではない、と思っています。例えば、僕の開設している日本の某ネット証券会社では企業情報、分析などは先述のTD Waterhouse証券の足元にも及びません。結局投資をする際はあちらこちらから情報をゲットしなくてはいけません。
ならば手数料が多少高くても即座に必要な情報入手と分析が出来るようなセミプロ仕様のような証券会社があってもよいと思います。（僕が知らないだけかもしれませんけど。）
日本の証券業界ももう少し、知恵を出し貰い、日本人に正しい投資を教育していただきたいと思います。
ということで今日はこのぐらいにしておきましょう。
コメント
ディトレードなんて素人にはとてもむずかしいことです。
銘柄を選別して長期投資しかも優待が楽しめればこんなにいいことはありません。
まず、投資のスタンスを決めてからそれにあった証券会社を選びましょう。
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